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昨日ヒゲに関する面白い記事を発見しましたのでご紹介します。

 

便座並に汚いヒゲの人も!?

→ 髭は予想以上に不潔。

ライブドアニュースに掲載されたものでTechinsightJapan編集部の方が執筆したものです。ソースはイングランドの企業により運営されている総合ニュースサイト「Metro」の記事です。

簡単に内容をまとめますと、アメリカの臨床検証企業・微生物専門家のジョン・ゴロビック氏はボランティアで参加した男性の髭に綿棒を当てて菌の付着具合をチェックしました。

ヒトの肌にも存在する常在菌がヒゲにも存在することは想定内でしたが、人によっては極めて多くの菌が付着していることがわかり、身近なところで言うと便座や便器についているレベルと同等だったということで、調査員もこの結果には驚くばかりでした。

仮にそのレベルの量の菌が水(生活水など)に含まれているとしたら配水の中止・回収をしなければならない程だそうです。

とは言え、それほどの菌が付いていたとしてもただちに病気になるわけではなく、髭を伸ばすことは一向に構いません。ただし、周囲に不快感を与えないためにも毎日洗浄して清潔に保ちましょう。

 

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毎日ヒゲを伸ばさない方にとっては関係ない話ですが、オシャレで髭を生やしている方は要チェックの内容です。というか、髭を伸ばしているに洗浄しないことがあるのですね。

記事の中で常在菌や便座・便器と同じレベルの付着率など出てきましたがいまいちイメージがわきません。

これらは一体どの程度のものなのでしょうか、いくつか掘り下げてみていきましょう。

 

常在菌ってなに?

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菌と聞くと悪いイメージをもちますがヒトの肌には外敵から皮膚を守る菌や他の常在菌が増えすぎないよう管理する菌など様々存在します。これらはもともとヒトの皮膚や体内に存在しているもので常在菌と言います。

つまり常在菌は私たちの身体にとって良い働きをするもので善玉菌とも言われ、有名なところで言うと表皮ブドウ球菌やアクネ菌があります。その他には黄色ブドウ球菌やマラセチア真菌が存在しており、全身の皮膚に存在している常在菌の数は約1兆個と言われています。

普段は肌を守ってくれる常在菌ですが、環境や体調の変化によって肌にダメージになることもあります。

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例えばアクネ菌はニキビの原因としてよく知られていますが、本来は皮膚のpH値を弱酸性に保ってバリアを作り他の雑菌を寄せ付けないようにします。

しかしアクネ菌は皮脂をエサにするので、それが多く分泌されるとされた分食べてしまい、栄養を十分に摂ったアクネ菌は増殖していきます。これが繰り返されるとニキビが多くできてしまい肌の悩みになります。

アクネ菌に限らず常在菌がトラブルになる原因はその菌が過剰に増えてしまうことです。

ジョン・ゴロビック氏の検証では便座・便器と同じくらい大量に菌が付いてたとのことなので、髭に必要以上の菌が付着していることもあるのでしょう。もしも菌が多い髭を触り、その手で顔に触れると肌トラブルの原因になります。

そうならないように、伸ばしている方は普段から洗浄を心掛けて清潔な髭を保ちましょう。

 

便座・便器の菌はどのくらい?

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菌の温床と言えばトイレのイメージで、いったいどれくらいの菌が住んでいるのでしょうか。

カナダ出身の微生物学者Jason・Tetroさんの検証によれば洋式トイレの便座に存在する菌の数は1平方センチメートルにつき200~300ほど存在することがわかりました。ただしこれは常日頃便座にふたがされていない公共トイレのものです。

カビキラーやパイプユニッシュで有名なジョンソン株式会社のHPによれば一般家庭の洋式トイレ便座に存在している菌の数は10平方センチメートルにつき3~50個、また便器には10平方センチあたり1~83個の菌が確認できたようです。

一般家庭のトイレでは1平方センチメートルあたり0~8個しか菌がいないことになるのでずいぶん大きな差です。

一般家庭トイレで見れば髭に便座・便器と同じ量の菌が付着していたとしてもそれほど不潔さは感じられません。便座の表面積がどれくらいかは不明ですが我々が普段触れているものの付着数とそれほど変わらないのではないでしょうか。

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その他身の回りのものに付着している菌の数は以下の通りです(1平方センチにおける数)。

  • キッチンの流し:約680個
  • ペット用お皿:約840個
  • セルフレジのタッチパネル:約1800個
  • ドアノブ:約3400個
  • スマホ:約10000個

参考サイト → Study: Public Toilet Is Cleaner Than The Average Cell Phone

環境や条件によってその数は変わるでしょうが、やはりスマホの菌の数が凄まじいです。スマホこそ毎日クリーニングすべきです。

菌の数はよく便座・便器を比較基準にしますがそれ以上に汚いものはもっとあるのです。水に含有されていると中止・回収になるレベルということですが、これを見ると髭の菌の量はそこまで多くないのではと思います。

 

水道水における菌のレベル

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多くの菌が水に含まれているとしたら配水の中止をしなければならないと出てきましたが、日本の水道水ではどの程度の水質であれば配水してもいいのでしょうか。

宮城県の水質検査基準によれば1ml中の一般細菌の数が100個以下であれば問題と言うことです。

1ml中で100個以下と言われてもピンときませんが、たとえば清涼飲料水の水質基準も100CFU/ml(1ml中に100個の細菌という意味)以下が安全基準にされており、ものによっては水道水もミネラルウォーターも含有されている一般細菌の数は変わらないかもしれないのです。

逆に、日本の水道水はそれくらいに綺麗ともとれます。

 

髭を清潔に保つには

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アクネ菌や黄色ブドウ球菌などの常在菌はヒトの皮膚1平方センチに1万~10万ほど存在しており、髭を伸ばしていればそこにも存在します。

髭を伸ばすことは何も問題はありませんが、これを清潔さは保つべきです。

ではどのように洗浄するのかというと、洗顔やシャンプーなどの残り泡で一緒に洗ってしまえばいいだけです。洗顔やシャンプーに含まれるアルコールや防腐剤によって常在菌は一時的に死滅し、泡と共に流れていきます。

しかし常在菌は皮膚表面だけでなく毛穴にも存在しているので完全になくしてしまうことは不可能です。そもそも善玉としての機能を持っているので完全に消滅させるのはかえって肌に良くありません。

洗顔後も徐々に常在菌が増えてきますが洗顔は1日に1、2回で髭の洗浄は1日1回で十分です。

気を付けたいのは洗い流しで、洗浄成分が髭に残ってしまうとそれが汚れや匂いの原因になります。清潔に保つための成分が汚れや匂いの原因になってしまっては本末転倒です。

すすぎ残し髭だけでなく肌にも良くありません。十分に洗い流して、その後なるべく早く乾燥させましょう。

 

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春や夏の気温が高い時期では汗ばくことが多く、汗が付着した髭を放置しておくとさらに菌を増やす原因になります。

髭はダンディな男を演出できるツールですが清潔さがないと逆効果です。

1日1回お風呂・シャワーの時に洗顔ついでに軽く洗う程度でも構いませんので、髪やお肌同様きれいに保ちましょう。